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  1. 静岡市議会 2021-07-01
    令和3年 企業消防委員会 本文 2021-07-01


    取得元: 静岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前10時開議 ◯稲葉委員長 ただいまから企業消防委員会を開きます。  今期定例会で本委員会に付託されましたのは、議案第139号はしご付消防ポンプ自動車の購入についての議案1件であります。  また、新型コロナウイルス感染症対策に関わる事業の報告があります。  審査に先立ち、委員の皆さんと説明員の皆さんに申し上げます。  委員会記録作成の関係から、発言の際は必ずマイクを使用して発言されるようお願いいたします。  また、新型コロナウイルス感染症予防のため、発言の際にもマスクは着用のままとし、換気のために窓は開けておりますが、適宜開け閉めしていただくよう御協力をお願いいたします。  次に、委員会での質疑の在り方について、委員の皆さんへのお願いですが、案件の決定に影響しない参考、確認のための質疑で、当局の対応に時間を要するものは、後日の報告、または資料提出を受けることとして、効率的な委員会運営に努めていただくようお願いいたします。  また、要望・意見については、質疑終了後に述べていただくこととし、質疑の段階で要望・意見に及ぶ発言は避けていただくようお願いいたします。      ────────────────────────────── 2 ◯稲葉委員長 それでは、新型コロナウイルス感染症対策に関わる事業について、当局の報告を聞くこととします。  なお、報告については、聞きおくのみとします。  それではお願いいたします。 3 ◯塩澤警防部長 警防部所管新型コロナウイルス感染症対策について、その進捗状況を御報告いたします。  資料は、新型コロナウイルス感染症対策進捗状況の報告をお願いいたします。  54ページ、下段のナンバー108、広域管理運営事業は、予算額151万円で、事業概要としましては、救急活動等に必要となるニトリル手袋や消毒液など新型コロナウイルス感染症対策用品を増強するものであります。  実績額は10万9,000円で、ニトリル手袋につきましては、品薄状態メーカー在庫不足が発生しているため、必要数の一部を購入いたしました。今後購入時期を考慮し、残りのニトリル手袋及び消毒液を購入して、各救急隊に配備する予定でございます。 4 ◯稲葉委員長 新型コロナウイルス感染症対策に関わる事業についての報告は以上です。      ────────────────────────────── 5 ◯稲葉委員長 次に、議案審査に入ります。
     議案第139号を議題といたします。  議案審査の順序としましては、当局からの説明を聞いた後、質疑に入ります。その後、討論と併せて要望・意見を述べていただき、採決を行います。  なお、特に反対の立場での討論がない場合の採決は簡易採決で行いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、当局の説明をお願いいたします。             〔当局説明〕 6 ◯稲葉委員長 ただいまの説明に対し、質疑に入ります。  発言の際には、議案書の番号、ページ数、項目等を述べていただくようお願いいたします。  それでは、質疑がありましたらどうぞ。 7 ◯寺澤委員 私から何点か質問します。  このポンプ車を購入することはいいんですが、契約方法について、普通なら入札とするはずが随意契約になったということですが、この随意契約となった原因は何かあるんでしょうか。 8 ◯塩澤財産管理課長 ただいまの件ですが、本件の調達は一般競争入札により入札手続を実施いたしました。1回目、2回目の最低入札価格予定価格を上回ったため、地方自治法施行令の規定に基づいて2回目の最低価格者と協議し、随意契約したところであります。 9 ◯寺澤委員 最低入札価格予定価格を上回ったということだったんですが、この積算金額は妥当だったのか、また入札に何者参加したのか、教えてください。 10 ◯塩澤財産管理課長 まず、積算金額が妥当であったのかにつきましては、積算金額は、業者からの参考見積り及び過去の購入実績金額を元に設定しております。今回の入札では、2回目の最低入札価格は1億9,780万円で、予定価格を約30万円上回ったものとなっておりますが、結果として、協議により予定価格の範囲内で契約を締結できていることから、妥当であったと考えております。  次に、今回の入札参加業者については2者となっております。 11 ◯寺澤委員 こうやって随意契約になる事例は、過去にもあるんですか。それだけ最後に確認させてください。 12 ◯塩澤財産管理課長 ただいまの随意契約の実績ですが、過去3年間で言いますと、一般競争入札において、再入札により最低価格者と協議して決定された随意契約については6件あります。 13 ◯石井委員 今回、車両の購入計画に基づいて購入されるということだと思うんです。今まであった車両と交代になると思うんですが、その交代された車両は、今後どういうふうになっていくのでしょうか、教えてください。 14 ◯塩澤財産管理課長 ただいまの更新された旧車両につきましては、葵区の大岩車庫に回送し、消防章、名称、ナンバープレートを取り外し、赤色灯やサイレンの配線を切断した上で管財課に廃車手続を依頼します。 15 ◯石井委員 ありがとうございます。  そうすると、管財課が今後の売却処理をしていくということなんですが、実際どういう経緯をたどっているか、分かっている範囲でいいので教えてください。 16 ◯塩澤財産管理課長 ただいまの件につきましては、管財課に廃車依頼をかけた後の手続でよろしいでしょうか。             〔石井委員「はい」〕 17 ◯塩澤財産管理課長(続) 管財課が廃車手続をして、競売のためにその車両を業者に売り渡すことになっております。 18 ◯石井委員 今回購入する車両に関して、耐用年数はどのくらいになるんでしょうか。 19 ◯塩澤財産管理課長 今回のはしご車につきましては、更新計画に基づきまして、原則20年としております。 20 ◯石井委員 20年ということですが、その間に様々なメンテナンス等が必要になると思います。ライフサイクルコストも把握する必要があると思うんですが、その耐用年数の期間中にかかる大体のコストはどれくらいになるか。また、メンテナンスの頻度はどうなっているんでしょうか。 21 ◯塩澤財産管理課長 この20年間におけるはしご付消防ポンプ自動車の維持費につきましては、車両ですので定期点検、車検など、年間約51万円かかっております。はしご車につきましては、はしごの部分の年次点検、年1回の点検に約26万円。また、8年ごとにワイヤーの交換とか、消耗品の交換といった大規模なオーバーホールがあり、約3,000万円かかっております。 22 ◯井上委員 じゃ、せっかくなので1点だけ。  新規購入する車両ですけれども、もしこれまでにない新たな特殊な機能とかがあるようでしたら、御説明いただきたいと思います。 23 ◯塩澤財産管理課長 今回のはしご付消防ポンプ自動車は、従来のはしご付ポンプ自動車と比べ、地上からの高さについては35メートルで変わりませんが、はしごの先端部について先端2.5メートル部分が屈折し、屋上の柵などを乗り越えて先端バスケットを屋上面に着床しやすくなっていることが1つ。それと、先端の耐荷重が270キロから400キロに強化されることによって、呼吸器などを装備した職員が4名ほど乗れるようになりました。また、放水管と先端に放水銃をつけることによって、いち早く放水できる機能を備えていて、機能的には向上しております。 24 ◯市川委員 すみません、特に通告してなかったんですけれども、お願いします。  今回更新する車両について、先ほど更新期間は20年とお聞きしたんですけれども、こういったものについての傷み具合というか、更新するのに妥当な理由はあったんでしょうか。 25 ◯塩澤財産管理課長 今回更新するに当たっては、更新計画が定まっています。車両は経年により基本的に車体の老朽化、エンジンの性能が低下するとともに、本来メーカー側から供給される部品が古くて供給されづらくなるところがあります。今回のはしご車につきましては、先ほど言いました8年ごとのオーバーホールに約3,000万円かかりますので、3回目のオーバーホールを受けないように、2回目のタイミングで更新する計画を策定しております。 26 ◯松谷委員 幾つか質問も出ていますが、もうちょっと聞かなきゃいけないんですけれども、耐用年数が20年で更新計画もあるということなんですが、聞くところでは、メーカーは国内に2社で、外国産もあると。今回更新するのはどこのメーカーの車両で、たしか消防年報だとはしご車6台が配置されているんですけれども、これらはどういうメーカーのもので、今大体何年ぐらいの状態なのか、ちょっと教えてもらえますか。 27 ◯塩澤財産管理課長 まず、はしご付消防ポンプ自動車6台のメーカーにつきましては、全て株式会社モリタの車両となっております。  その6台の車両の経過年数については、ちょっと把握しておりませんが、平成28年に駿河消防署島田消防署、27年に清水消防署、20年に葵消防署、11年に千代田消防署、9年に駿河消防署東豊田出張所はしご車が随時更新されておりますので、そこから経過年数をたどってくだされば結構だと思います。 28 ◯松谷委員 全ての車両のメーカーがモリタなんですね。そうすると、さっき質問したんですけれども、今メーカーが何社ぐらいあって、今回の入札になぜ2者なのかをちょっとお伺いしたいです。 29 ◯塩澤財産管理課長 現在、国内のメーカーについては、株式会社モリタ日本機械工業株式会社の2社あります。ただし、日本機械工業につきましては、令和3年度から普通のはしご付消防ポンプ自動車の製造をやめてしまいまして、あくまで屈折式のはしご付消防ポンプ自動車になったことから、本市の仕様書に合っていないということで、現在本市の仕様書に合うはしご付消防ポンプ自動車につきましては、モリタ1社になっております。  そもそもメーカーがなぜ少ないかと言いますと、はしご車は高所での活動が前提となりまして、ほかの消防車に比べて非常に多くの安全装置やコンピューター、自動制御が設置されています。この消防車の艤装になりますとかなり特殊で、なかなかメーカーが増えていかない状況になっております。 30 ◯松谷委員 令和3年から日本機械工業株式会社、いわゆるニッキと呼ばれるメーカーは、屈折式ということで、静岡市が出す仕様書に合わないので参加できなかったと想定するんですけれども、過去においては参加できたと思うわけですが、過去の入札には参加されていたんですか。 31 ◯塩澤財産管理課長 ただいまの日本機械工業につきましては、平成9年、11年、20年に参加しております。 32 ◯松谷委員 入札に参加してきたけれども、静岡市のはしご付消防ポンプ自動車モリタ製造のものがずっと使われていることが確認できました。  それで、今回、入札参加者は2者ということなんですけれども、1者はモリタ本社で、もう1者が今回受注する会社ですが、この会社も結局はモリタのメーカーになるんですか。それとも、聞くところでは代理店でもあるようなんですけれども、この2者の会社の性格というんですか、ちょっと確認したいです。 33 ◯塩澤財産管理課長 ただいまの株式会社日機械工業の件ですが、こちらは確かに株式会社モリタの代理店となっております。このモリタの代理店につきましては、県内に東中西3つあります。今回、中部を管轄する代理店が静岡市のはしご車の営業担当で入札をかけたところであります。 34 ◯松谷委員 そうすると、技術、性能、安全性、いろんなレベルにおいて1者しかなく、入札には本社と代理店が参加する構図なんですね。先ほど2回入札されたということなんですけれども、それぞれ予定価格以上で、最低価格の、最低価格と言っても2者ですからどっちかしかないんですが、最低価格者随意契約になっています。この予定価格については、そもそもどういう形で算定されているんですか。 35 ◯塩澤財産管理課長 予定価格につきましては、業者からの参考見積と過去の実績金額を元に設定しております。 36 ◯松谷委員 これは非常に難しいですよね。メーカーが1社の中での競争入札なんだけれども、予定価格は過去の参考等ということで、要するにこれは落札率100%なんですよね、予定価格と今回の契約額が。普通、入札は、行政が税の負担によって、もちろんレベルの高いものを競争して、より安全でより安くというのが入札の仕組みなんですけれども、このはしご付消防ポンプ自動車については、そういう仕組みが働かないんじゃないかという懸念が生じるんですが、皆さんとしてはどういうふうに評価されているんですか。 37 ◯塩澤財産管理課長 ただいまの競争性が働かないのではということですが、本件につきましては、WTO案件でありまして、国際貿易の壁を撤廃して、どこの国からも入札に参加できるように公告をかけております。その縛りがない上で入札をかけてこないことにつきましては、こちらでは分からないところではありますが、競争入札を妨げているものではないと考えております。 38 ◯松谷委員 納得のできる答弁がずっと返ってきているんですけど、ただ落札価格が100%というのは、これは随意契約だから皆さんの話合いによりますが、過去の事例とかもそうなんだけれども、落札率が95%とか、90%とかそういう議論は成り立たないんですか。その点は、仕様書をつくっている側として、どんなふうに考えているのか、お伺いしたいと思います。 39 ◯塩澤財産管理課長 ただいまの件につきましてですが、あくまでも実績を使っているところは最低価格として考えておりまして、当然、安全設備、法的──道交法に絡めまして逸脱装置とか、いろんな装置が付加的についてきますので、価格が上がってきます。ただし、あくまでも参考として、今までの実績をくんでいるだけでありまして、それを丸々使うことは考えておりません。 40 ◯稲葉委員長 それでは、ほかにないようですので、質疑を終わります。  次に、要望・意見、討論に移ります。  要望・意見、討論がありましたらどうぞ。 41 ◯寺澤委員 自民党です。議案に賛成です。  意見・要望は特段ございません。 42 ◯石井委員 創生静岡は、賛成いたします。  こういった機械を導入するに当たっては、使用の訓練等が必要になると思いますので、ぜひ訓練を積んで熟知していただきたいと思っています。  吉田町の火災から1年たちますので、しっかりとこういった機械を運用して、少しでもそういった災害をなくすように努力をお願いします。 43 ◯井上委員 公明党です。賛成いたします。  意見・要望は得にございませんけれども、市民の安心・安全のために頑張ってください。 44 ◯市川委員 共産党です。  特段反対する理由もないということと、それから、市民が安心・安全に暮らせるということから、より性能のよい消防車を利用した消防活動に励んでいただきたいと思います。 45 ◯松谷委員 緑の党ですけれども、もちろん基本的には賛成です。  それで、所管事務調査では駿河消防署で実際の現場訓練を見せていただきまして、やっぱり装置が非常に重要で、また、隊員の皆さんの訓練も当然重要で、現実に目の当たりにして、静岡市の消防のレベルはすごく高くすばらしいと思いますし、これから全国で一番になれるような消防力に発展させていく、そのきっかけにしていただきたいと思います。  ただ、私は何で懸念の発言をしたかというと、たしか2016年度だったと思うんですけれども、全国の消防無線談合がありまして、私はあのときも議会で質問したんです。それで、皆さんとしては、全然不正とか何もないよと言ったんだけれども、その後に公正取引委員会から問題だということで、談合と認定されて課徴金が課せられたという経験もしているものですから、今回のメーカーが1社になったということと、それから、WTO案件で競争性は担保されているということについて、納得のできる答弁なんですけれども、しかし、契約の問題については、消防とはまた違う事務能力も問われるところでありますので、今後また公正で公平な入札が進むようにしていただきたいと要望します。 46 ◯稲葉委員長 ほかによろしいでしょうか。  それでは、要望・意見、討論を終わります。  特に反対の討論はありませんでしたので、議案第139号を簡易採決にてお諮りします。  議案第139号は、可決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」〕 47 ◯稲葉委員長 御異議なしと認め、議案第139号は可決すべきものと決定しました。  以上で議案審査を終了します。      ────────────────────────────── 48 ◯稲葉委員長 本日の日程は全て終了しました。  これをもちまして企業消防委員会を散会します。                 午前10時29分散会      ────────────────────────────── 企業消防委員長  稲葉 寛之 Copyright © Shizuoka City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...